さくらい歯科医院

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歯にある角

歯にある角・・・

ご存知ですか?

 

この歯にある突起物を中心結節といいます。

生えはじめの大人の歯にたまにみられます。

自然に擦り減っていけば特に悪さする事もないのですが、ポキッと折れてしまうことがあります。

折れてしまった場合、どうなるかというと・・・・

歯の神経に感染がおこります。

中心結節は特殊な歯の構造をしており、突起の中にまで歯の神経が入り込んでおります。

そのために折れてしまうとそこから感染がおこるのです。

上のレントゲンでも根の先端が少し黒く写っておりますが、これが歯の神経の感染による炎症になります。

また、中心結節が折れてしまうことのほとんどが生えてから間もない大人の歯にあるトラブルです。

生えて間もないので、歯の根っこも完成していないこと(根未完成歯)がほとんどです。

こうなってしまった場合の治療でこの歯の予後が変わってしまいます。

この患者さんも小学校中学年のお子様です。

少しわかりづらいですがいざ治療を開始すると歯の中からものすごい量の膿が出てきました。

しっかりと洗浄、痛みが無くなったのを確認した後、MTAという特殊なお薬をつめて治療終了です。

 

治療後一年以上経過しておりますが経過良好です。

歯の神経も感染してしまっていたところは取り除きそれ以外は保存できました!

人間の治癒力ってすごいなぁと思いました。

さくらい歯科医院ではお子様の治療にも全力で取り組んでおります!