虫歯になりたくない、させたくない!
そんな方にお伝えしたい事があります!!!
虫歯にならないようにするには原因を知り、その原因に対応する事です。
今回は原因編という事で、虫歯の原因についてお話しします。
まず、知っておいて欲しい事
①虫歯の悪さをするのは細菌
残念ながら、虫歯菌がお口の中にいない人はいないです。
ヒトは生まれる時に産道を通り、羊水を飲みます。
また、生まれてからもお母さんやお父さん、おばあちゃんやおじいちゃん
いろいろな人と関わり合いを持ちます。
初めて食べる離乳食も熱くないようにフーフーしてから食べさせてあげると思います。
このような関わり合いや愛情表現の中で赤ちゃんに虫歯菌の感染がおこります。(垂直感染)
私、個人の意見としてこのような関わり合いや愛情表現は非常に大切だと思っております。
なので、虫歯菌がお口に存在するかぎり、ヒトは常に虫歯になる可能性があるという事を知っておいてください。
では、他の原因についてもお話しします。
②歯磨き
細菌はバイオフィルムといってベタベタして粘着性となり歯にこびりついています。
もう一度言います。
こびりついているのです!
細菌もこびりついていないと死んでしまいますから必死にこびりついています。
なので歯磨きでしっかりとこすり、こびりついた汚れを取り除く事が必要になります。
③糖
虫歯菌も生きていくのに必死です。
細菌も生きていくためには食事をとる必要があります。
そのメインディッシュが糖です。
糖といってもお砂糖だけでなくご飯やパンや野菜に含まれているデンプンなどもそれに含まれます。
細菌は糖を摂取することにより酸を産生します。人間でいうウンチみたいなものです。
細菌が産生する酸により歯は溶けやすい状態へと変わっていくのです。
④酸
先ほどもお伝えしたように、酸があれば歯は溶けやすい状態へと変わります。
特に、炭酸飲料を好まれてメインの飲み物にされている方は注意が必要です。
⑤ドライマウス(口腔乾燥症)
唾液は虫歯の最大の防御因子と言われております。
唾液の虫歯予防の主な作用
1イオン貯蔵作用:唾液には歯のミネラル分(リン酸塩やカルシウム)
が豊富に蓄えられているため、再石灰化を促進する
2緩衝作用:酸を中和することにより、唾液やバイオフィルムのpHを
中性付近まで戻し、歯が溶ける時間を短縮する
3浄化作用:飲食物や細菌を口腔内から洗い流します
唾液量の減少は虫歯のリスクとなります事をお伝えしておきます。
次回は対処編としまして、原因にどのようにアプローチするのがいいのかお話していきます!